チョコレート嫌い

小さい頃からチョコレートが苦手だった。最近日記を書いてて「小さい頃は○○だったが今は違う」的なオチばっかりなので先に書いとくと、今でもちょっと苦手だ。というバレンタインネタ。

チョコレートの味は好きだ。「チョコ味の○○」というのは意外とパクパク食える。問題は素チョコ。板チョコレートだと三かけ食べたら、もう一週間はチョコを食べなくてもいい。

他にもこういう人はいるのかな?トマト嫌いだけどケチャップは好きとか、コーヒーは苦手だけどコーヒーゼリーは好きとか。そのものの味を直球で投げてこられると、すこし困る感じ。

自分の味覚は普通だと思ってるけど、「味覚の変化」が普通じゃないと思う。一言でいうと「好物を食べ過ぎた挙げ句一回転裏返って大嫌いになる」パターンが多い。なんでだろう。飽きっぽいってことなのかな。

小さい頃、初めてキウイを食べて新鮮な食感に大好物になった。親も喜ぶ子どものために毎日買ってくる。調子に乗って「もっともっと」とせがむ。そのうち毒物でも食べてるような奇妙な感覚が起こって、全部吐きだしてしまう。その瞬間から「大好物」から「大嫌いなもの」への逆転が起こって、二度と見たくない物になる。今でもキウイを見ただけで鳥肌が立つ。

なんだろう、メンタルヘルス的にアレな感じなのかな。最近でも大好きなゆで卵を「へへへ、もう一個」と食べた瞬間にトイレに駆け込んで吐いた。こういう展開に少し慣れているので、その後少しずつ食べるリハビリをして今では「まぁ普通」くらいには回復した。

たぶんチョコレートも物心ついた頃には大好物だったんじゃないかな、と予想される。甘いし美味しいのはわかってる。今でも一応そう思う。たぶんどこかの時点で食べ過ぎてしまったんだと思う。だから苦手になったんじゃないかな。

こういう感情を日本語でなんて言えばいいんだろうな。上手い言葉がみつからない。自分の中では密かに「美味しさ余って不味さ百倍」と呼んでいる。もちろん他に使っている人を見たことはない。かわいさ余って憎さ百倍というのも、ちょっとこの場合は違うプロセスなのかもしれないけど、他に思いつかないのでしょうがない。

こんな自分のことをよく知ってる人達は、バレンタインデーに無難に「チョコ味の何か」をくれるんだけど(もちろんほぼ100%義理だと思うけど)、知らない人からもらうチョコはちょっと厳しい。

いい歳こいて年々割合が少なくなる「知らない人からもらう義理じゃないかもしれないチョコ」は、まず完全に「チョコレート」だ。あたりまえか。これを素直に喜べないのが本当にツライ。俺はいったいどんな顔して受け取ってるんだろうな。絶対顔に出てると思うんだけど。

お菓子会社の人達は、そろそろチョコ以外の何かのお菓子をバレンタインの行事に取り込む努力をしてほしい。もし良い候補が思い浮かばなければ、自分の好物の中からバナナカステラ、どら焼き、きんつばを推薦したいと思う。

チョコレート嫌い” に対して3件のコメントがあります。

  1. あかししん より:

    それは心的外傷というのかな。
    大人になったらチョコレートは食べ過ぎると吹き出物が出てくるようになった。

  2. zali より:

    なるほどトラウマなぁ
    「食べ過ぎて見るのも嫌になる」ともちょっと違うんで
    やっぱりそういう心理的にアレな感じなのかね

    俺も食べ過ぎてないはずなのに吹き出物が痒い
    もう歳だね

  3. zali より:

    おぉ、広告っぽいコメント来たなぁ(↑もう見えないかも)
    意外と来るまでに時間かかった感じ
    逆に言えば、そういう巡回先リストに載るくらいにはなった、と

    解除してた「最初の投稿は一旦承認待ち」システムを
    一回復活させてみます
    メルアド(非公開)が合えば次回以降は大丈夫、なはず

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