母からの「CD聴いたよ」という電話

この前に発売した新しいCD「つつみこむひびき」。まぁ売れ行きとしては未だ速報値も出てないしボチボチという感じなんだけど、感想を聞かせてもらえるのはアリガタイものだ。

褒められても批判されても感想は嬉しい。「購入して感想が言えるくらいじっくり聴いてくれた」という事実があるからね。さすがに「CD買ったけど最初の2分で投げた」って言われたらマジでへこむけど。

そんな中で実家の母から電話がかかってきた。CD聴いたとのこと。概ね好評な感想を聞かせてくれる。声とか曲とか褒めてくれるんだけど、歌詞に関しては「表現が難しくて何言ってるのかわからない」と正直評価。

未だに母の中で「息子が音楽の仕事をしてる」という実感が無いようで「あんたも良い趣味を持ったね」と何度も言われる。昔だったら「いやいやコレが仕事なんだってば」と返してたけど、そこに引っかかると説明が長くなるので「そうだね、趣味としてはやりすぎだよね(笑)」と返す。

母親らしく「曲や詞を書いてくれた人、演奏してくれた人達にちゃんとお礼を言いなさいよ」とのこと。これももう毎回「だから曲も詞も演奏も録音も全部自分でやってるんだよ」と説明するけど一度も納得してくれたことがない。

「ピアノを弾きながらギター弾いて歌ったりするの?」母の脳内では愉快なビジュアルが展開されてるようだ。多重録音のやり方を説明するけど、次回もまた忘れてるんだろうなぁ。実家にいた頃にも4トラックのカセットMTRで多重録音やってるの見てたでしょ。

他にも色んな部分で話は噛み合ってないんだけど、それでも作ったものを母に褒められるのは特別に嬉しい。子どもの頃の「お母さんに褒められた」みたいな感情をちょっと思い出した。

若い頃は「また音楽ばっかりやって!」と怒られて反発してたんだよなぁ。お互いに時間が考え方を変えていく。