憤慨する2本のレール

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どこまで行ったら
僕達は
交差できるのかい?

重金属を
黒塗りの木材が支えている
振動だけが
二人の間で交わす
唯一の会話かもしれない

伸びたり縮んだり
季節は容赦なく
僕たちを弄ぶ
それはそれでいい
こちらにも考えがある

問題は
錆だ
赤茶けた錆の粉末に
自分の寿命を重ねあわせる
世界の終点まで
二人は重なる事もなく
お互いを見つめあいながら
どこまでも
伸びていくのだ

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