一元的な海


泡になって
浮き上がってくる
太古の眠りからさめた
2本の腕を持つ
炭素が
語りだす

溶けていた
長い間
気づかないほど
長い間
溶けていた

記憶も
始まりも
終わりも
ゆったりと
忘れてしまうほどに
溶けていた
あの頃

発生した当初から
結びつき
捜し求めて
腕が絡み合う瞬間

集合も
溶解も
冷却も
噴火も
全ては一瞬で終わる
そしてまた記憶の底から
静かに浮かび上がるのだ

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