狭い道

一つだけ
曲がり角を間違える
すぐに修復できる誤差のはずが
気がつくと
自分のいる場所さえ
不明になる

喜んでいいのか
悲しんでいいのか
希望の方角からは
常に
道は少しだけそれていく

だんだんと道幅が狭くなる
車が通れるのか?
通れたとしてもこの先には?
疑問は全て後回しにして
現状を楽しんでみる

この国に暮らす
全ての人たちへ
電話、メール、郵便
全てを使って
全ての人に伝えたい
僕はここにいます
どこだかわからないけど
ここにいます
探してみてください

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


詩と短文

前の記事

赤化
詩と短文

次の記事

詩人の夏