ブログや日記の最適な文章の長さってどれくらい?

自分のブログをたまに読み返してみると、文章が長い。長すぎる。どうも年を取ると話がくどくなりがちだ。一つのセンテンスも長すぎるような、そうでもないような。

自分の思いついたことを思いついたように書けばいいんだから、好きな文章量でかまわないはずなんだけど限度がある。さすがに誰も読んでくれなければ寂しいし、読んでもらう以上は読みやすい方がいいだろう。

一般的な尺度での「通常の常識的な長さ」っていうのを調べてみようと思ったが、資料がない。何故だ?もちろん「内容やジャンルによりけり」なのは百も承知なんだけど、もうちょっと明確なガイドラインがあってもいい気がするんだが。

一行の長さ

人間が文章を書くなんてのはブログやネットが生まれる数千年前から繰り返されてきた出来事。さすがにノウハウが貯まっている。ただ、どこまで「現在、ブログで」読みやすい文章になるかは心許ない。

まず横幅、画面上の改行までの文字数は日本語で言うと40文字前後、30から50文字が読みやすいそうだ。半角英語だと80文字前後ということか。これはわかる。

パソコン上でもDOSの時代から慣れ親しんでいるのは80byteだ。タイプライターの時代からそうかもしれない。やっぱり一応考えられているんだよな。

ちなみに今これを書いている時点では、このサイトは横幅50文字。ちょっと多いか。多いね。そのうちレイアウトを変更してみよう。

昔は「パソコンらしさ」を生かした
(と自分では思ってた)
句読点無し 字下げも無し
切りが良いところで自分勝手に改行
というスタイルが好きだった
(こんな風にね)

今では句読点も一応入れて、段落を変えたければ一行あける、というスタイルに変更。これはTeXで文章を出力するようになってからの癖だ。

TeXは自動的に行頭を一文字下げてくれるけど、htmlも自動的に下げてくれないのかな?と思っていたけど、どうもWeB上で一字下げしてあるとかえって読みづらい気がしなくもない。CSSの規格が定まってからtext-indentの値を色々いじってはみたけど、結局無指定に戻した。いざとなったら一括で変更できるから大丈夫だろう。

一文の長さと章立て

話がそれたが、じゃあ縦幅は?どれくらいの長さの文章までは大丈夫なんだろうか。ここで再び話がそれる。長すぎるんならサブタイトルや章立てをきちんとすれば大丈夫なんじゃないのか?

程度問題だとは思うけど、さすがに句読点が打ってあっても論理改行無しで十行以上の文が続けば読む方はちょっとキツイ。Web上では禁則処理も微妙な感じで、本当にテキストの塊になってしまう。

逆に一行のみのブツ切りの文章が空行を挟んで延々と羅列してあるのもキツイ。

こんな感じでね。

いや、詩とか歳時記なんか、向いたジャンルもあるだろうけどさ。

散漫な印象といえなくもない。

文章の内容によるけど、自分の中では2~3行内で収まるように書いている。読み直すと「もうちょっと一文が短くてもいいんじゃないか?」と思わなくもない。回りくどい表現は避けようと思ってるんだけどな。

htemlでいうとpタグに対応する感じだろうか。その中に文章を詰め込みすぎないようにはしたいと思っている。そしてそのブロックが10個以上続くようなら、幾つかに分けてサブタイトルをつけている。(現在試行錯誤中)

ついこの間まで、ダラダラとブロックが続くスタイルをとっていた。なんだか途中で文章の流れを切りたくなかったからだ。「ダラダラ文を楽しんでくれよ」と思っても楽しんでいるのは自分だけ、というのはちょっと悲しい。

あとサブタイをつけると「そこしか読んでもらえないんじゃないか?」という恐怖も無くはない。でもそれって、ある種の書き手側の「文章的イジワル」だよね。一部だけでもいいから読んでもらえた方がいいか、と今では思っている。

さらにサブタイが十個以上続くような文章は、階層を一つあげて大分類を作った方がいいんだろうけど、さすがに適当に書いているブログで、そこまで大規模な論文みたいなことをする機会はないな。Web上であれば文章やページ自体を分けた方が親切だろうし。

SEOとかSEMとか

読みに来るのは人間様だけではない。検索エンジンがやってくる。そりゃもう続々とやってくるけど、何故だかうちのサイトはGoogle様にキャッシュしてもらえない。robots.txtもxml形式のsitemapも提供してるのに未だに三分の一ぐらいしかキャッシュされない。

でもまぁ別に検索ボット向けに文章を書いているわけではないし、それはそれでいいんだけど、人間様が読みに来る前段階として検索エンジンに読んでもらわなくてはいけないというジレンマ。

これなら技術的な問題だろうから、何らかの指標があるだろうと思って探すんだけど、無い。どれくらいの文章量が1ページにあればいいのかという目安が全くない。

一つのページの文章の中でキーワード含有率が5%程度が理想とか、スモールキーワードだのロングテールだの、そういう話はあるんだけど、「そんなこと考えたこともないね」

別にこのサイトで商売やってるわけじゃないから、そこまで死活問題じゃないんだよね。検索エンジンに個人ブロガーが望むのは「興味が無い人でも無理矢理引っ張ってくる」ことじゃなくて、「うちのブログにある情報を欲しがってる人を連れてくる」ことなんだけどな。

でも、これって商売やってる人のECサイトでも同じはずだよね。購買意欲も興味もない人のユニークユーザー数が上がってもコンバージョン率が下がるだけだ。サーバーの負荷が増えるだけだよ。

で、長すぎる文章は検索エンジンに読んでもらえないのかというと、そんなことは全くないそうだ。文章量が長すぎるといっても、数値上はたかだか数KB。そして解析アルゴリズムやマッチング辞書の拡張は日進月歩。

もう検索エンジンのことなんか忘れて、好きに書いた方が良さそうだ。検索表示されないうちのサイトは何がどうなっているのやら。

人間が読みやすい文章

テクニックや技巧に走れば少なくとも可読性はあがるだろうけど、結局は「人間、読みたい文章は多少読みにくくても頑張って読む」ものなんだろうな。

ただ、もちろん程度問題。最近は見ないけど、大昔のWeb創世記には便利なタグもほとんど無く、ゴッチャゴチャのテキストの塊がよく見られたものだ。そして何故か背景のデフォルトの色は灰色。(ちなみに、このサイトのデザインはそれを真似ている)

重要な技術的文書に限ってゴチャゴチャ(笑)今でもたまに「あぁー、技術者の人がサクッと書いたんだろうなぁ」という文書は見栄えのことなど気にしていない。ある意味で潔いというか。

見た目よりもネタで勝負、といきたいところだけど、全記事の一覧からタイトルを並べてみると、、、うちはネタもダメか。トホホ。

読みやすい上に皆が読みたい文章を書いてみたいけど、まぁ、しばらくは好きにやってみよう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA