ウイルスハッキングマニア

いつもウイルスメールなどが送られてくると、爆発しないよう慎
重に、丹念に中を覗き、フリージングして保存しておいたのだが、
今回、ちょっとしたはずみで一つ炸裂してしまった。

ウイルスにもピンからキリまで、いろいろある。システムの奥深
くMBRにまで入り込む卑怯者、自らを増殖させていく寂しがり屋
さん、AUTOEXEC.BATにイタズラ書きするだけの小心者など。

今回開けてしまったのは、ちょっと手が混んでいた。まず、実行
ファイルじゃなくて拡張子「.mid」で偽装してあり、WMPで開く
と中のMediaファイルとして起動をはじめる。そしてシステムの常
駐サービスの中に紛れ込みタスクトレイから見えなくさせた後、マ
シン終了時に起動情報として「全てのディスクのフォーマット」を
書き込むというものだった。手がこんでるねぇ。

幸いにも開けてしまった後、丹念に中を調べて実行ファイルを削
除し、変更点を元に戻したために大事には至らなかった。ふー、や
れやれ。

それにしてもここ数ヶ月猛威を振るっているKlez型のウイルスに
はてこずらされる。ものすごく大雑把に説明すると、A君のパソコ
ンに入り込んだウイルスは、そのパソコンの中にあるメールアドレ
スからランダムにB君とC君のアドレスを選び、裏でこっそり「B
君の名を騙って」C君にウイルスメールを送りつける。C君がその
メールをプレビューしたとたん、そのパソコンに侵入。今度はその
マシンの中のD君とE君のアドレスを使って、、、というもの。

まぁ、ほっといても爆発的に広がりそうなのが良くわかるが、問
題なのはうちがメールマガジンを発行しているという事だ。つまり
不特定多数の数万人のパソコンの中に私のメールアドレスが書き込
まれているということ。実際、うちに毎日届くウイルスメールの数
は、一日に数十通にのぼる。

手動じゃどうにも対応しきれないので、ウイルスチェッカーを不
本意ながら購入することにした。ノートンインターネットセキュリ
ティだ。クソッ、何かに負けたような気がするのは俺だけか?(笑)
笑いたければ笑えばいいさ。

とりあえず最初にコンピューター内部の全ウイルスを削除しなけ
ればいけないので、今までコレクションしていたウイルスも泣く泣
く捨てることにした。そしたら、「コンピューターの中に千個以上
のウイルスがあります。」だってさ(笑)。そのチェックに丸一日が
かかって、ウイルス無しの環境が出来上がった。それにしてもウイ
ルス入りのメールが届くたびに、大騒ぎするのはやめて欲しい。う
ちには毎日山ほど届くんだから。

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