2012年の造反有理マニア

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「正しく変える、より良く変える」ことは困難な作業だけど素晴らしいことだ。少なくとも「正しく良いことを繰り返し続ける」ことと同じくらいに困難で素晴らしい。

でも「とりあえず変えてみる」ことが好きな人達がいる。すごく簡単だけど一番無責任な行為。でも当の本人達は「困難に立ち向かう」ヒーロー気分でご満悦。

「もう社会はこれ以上悪くなりようがないから何か変えてみるんだ!」と太り気味の腹をさすりながら空調の効いた部屋でゴロゴロしながらネットに書き込む人々。

自分の生活が成り立っている土台の価値がわからない。だからすぐに全財産を賭けてルーレットをまわしてしまう。そして負ける。

「こんなはずじゃなかった」「私たちは騙された」「次こそ全てを変えてくれる人を選ぼう」そして何度でも同じことを繰り返す。問題は「選んだ候補」じゃなく「選ぶ基準」なのに。何度も目をそらす。

今の生活の悪い部分だけをリセットしてくれる英雄が現れるのを待ち望む。だから「変えればうまくいく」ように錯覚してしまう。そんなに簡単な話じゃないと説明されても納得しない。したくない。

「変革を望まない人々はダメ」「改革の途中での犠牲はしょうがない」「専門家の説明は言い訳、素人に任せろ」「みんなが平等になるのは簡単、悪い人達が邪魔してるだけ」「庶民の敵にお灸を据えろ」

歴史上どんなファシストや暴君よりも多くの人々を殺した主義思想だったはずなんだけど…。もう一回お望みなのかな?

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