やっと「秒速5センチメートル」を見た

良いよ良いよと聞いてはいた「秒速5センチメートル」なかなか見る機会がなくて、今までズーッと評判だけを聞いていた。

アニオタを名乗るにはまだまだ修行不足だけど、色々と映画やドラマなども見る中で何故か当たりを引くのはアニメが多い。実写にも名作があるはずなんだけどなぁ。残念なことに巡り会う確率が低い。なので実写、アニメを問わず名作と呼ばれる物は機会があったらなるべく見るようにしている。

でも不思議とこの作品だけ気がつけば上映が終わり、たまたま買う気分になった時はDVD品切れ、レンタルに出たと思ったら連続貸し出し中。正直、もうご縁がないのかなと思ってたら近所のTSUTAYAで100円レンタルに出てた。安いな、オイ。

見た感想は一言、「新海誠監督の才能がスゲェ」という点になっちゃうな。たまたま超自分好みのシチュエーション、好きな曲が主題歌という偶然もあったけど、それにしても凄い。絵は綺麗だけど最高峰のクオリティとまではいえず、登場人物が凄く魅力的な人物なわけでもなく、話も単純でオチもない。なのに一本の作品として見たら、どうしてこんなに素晴らしいんだ?

60分の中に3つの話が入ったオムニバスなんだけど、ネタバレするも何も単純な話。1:中学生の男の子が小学校の時の友達に電車で会いに行く話。2:高校生の女の子が同級生に告白しようとする話。3:社会人の男が生活に疲れた話。本当にこれ以上の内容は、無い。

どんでん返しも、スペクタクルも、萌えも、アクションも、バトルも、笑いも、ゆるキャラも全然無い。余計な物が本当にない。ないんだけど、本当に心が震えた。ビックリした。

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