2002/03/21 / 最終更新日時 : 2002/03/21 zali 詩と短文 水銀 チューブの中を上下する 溶けているもの 高温の坩堝の中から再び浮かび上がる赤い色 雑踏の人の流れの中 僕らは地面に対して一つの層を形作る 何者をも結びつけることはできなくて ただそこに立ち会うだけだ
2002/03/21 / 最終更新日時 : 2002/03/21 zali 詩と短文 待合室 君のネクタイは右に曲がってしまう 厳格な「白」が横たわっている ここで安心して身をまかせようものなら すぐにでも裏口の奥で秘密のスイッチが押される
1999/12/31 / 最終更新日時 : 1999/12/31 zali コラム 夏風邪危機一髪 やだねぇ、猛暑猛暑って言ってたくせに、急に気温が下が るんだもん。なんか国家レベルで俺を風邪にしようとか、そういう 秘密の匂いを嗅ぎつけるね、俺は。