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	<title>ウィキリークス | zali 平松康一 web 公式サイト 音楽家の徒然</title>
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		<title>中東の民主化デモの拡大、反欧米と原理主義</title>
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		<dc:creator><![CDATA[zali]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 31 Jan 2011 17:26:29 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[国際問題]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>エジプトで原理主義政権が出来れば周囲を囲まれるイスラエルとしては気が気じゃないし原理主義者的な思考なら「スエズ運河を人質にとって交渉すればいいんじゃね？」と考えてもおかしくはない</p>
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     crossorigin="anonymous"></script></div></aside><p>二十年以上ずっと続いてきたベンアリ政権が倒れた。そしてチュニジアだけの話では…治まらなかった。その筆頭が絶賛メガ反政府中のエジプトだけど、他の周辺国にも飛び火っぷりがスゴイ。</p>
<p>なんとなく自分の覚書風に現時点での流れを考察してみたい。個人的な意見なので鵜呑みにするのはオススメしない。<span id="more-1537"></span></p>
<h3>微妙なバランスの半民主化と独裁政治</h3>
<p>エジプトのムバラク政権も長いし独裁的ではあった。まぁどれくらい独裁的かは評価基準が難しいけど「他の途上国に比べれば若干マシ」ではあった気がする。あくまで個人的な主観だけど。</p>
<p>そして欧米先進諸国（特にアメリカ、フランス）も「まぁムチャクチャやってるわけでもないから黙認しとこう」ぐらいの感じでやっていたのがポイント。まぁ権益も持ってるしね。他の国も合弁企業出したりしてたし、日本も東芝がなんかやろうとしてたんだっけ？</p>
<p>つまり「中に住んでる人にはキツイ独裁」でも「外から人道的圧力をギャーギャー言うほどじゃない独裁」だったんだよね。人道的にはもっと酷い国がゴロゴロあるから国際世論もそっちを優先してたわけ。</p>
<h3>宗教的理由じゃない民主化要求</h3>
<p>一番大きな特徴が「発端が宗教がらみではない」点。これって良く言われている言い方だと「あの辺の人達は宗教がらみだと怒るけど、それ以外の理由で怒るほど今回は腹を立てたんです」ってことになる。</p>
<p>でも自分はちょっと違うと思っている。</p>
<p>この点が重要なのは同意見なんだけど「一般の人々の視点が変化した」んだと思う。つまり世俗主義というか宗教がらみ以外のことにあらかじめ注意がいってたんだよね。</p>
<p>日本だと「武士道がどうのこうの→尊皇攘夷、倒幕」とかから「飯食えないじゃん→打ち壊し、ええじゃないか」みたいに腹が立つポイントと腹を立ててる当事者の立場が入れ替わった、的なことが中東でも起こったんじゃないかな。</p>
<p>つまり宗教的、精神性の問題から世俗的、生活の問題まで怒りのポイントがシフトしていた、ということなんじゃないかな。</p>
<h3>経済が革命を呼ぶ</h3>
<p>もちろん民主化要求はあったし生かさず殺さずの独裁状態はあったんだけど、中東の紛争もしばらく止まって、少し前から物流と産業が急激に伸びてしぼんでいった。</p>
<p>そんなに大きくないパイを皆で取り合っちゃって「右肩上がりで伸びていく生活」を期待してたのに上手くいかなかったわけ。</p>
<p>安い製品が押し寄せ、皆で首を絞め合って市民生活が苦しくなっていった。</p>
<p>日本の菅首相がダボス会議で「エジプトが最小不幸社会じゃないのは国を開いてないからだ」と世界に向けて演説したけど逆逆！（誰か周囲のスタッフは教えてやればいいのに、原稿チェックしなかったのかな？）</p>
<p>国を開いたらみるみる生活が苦しくなった。宗教的な対立なら「敵は外国にあり」なんだろうけど、自分の生活が苦しい時に想定する敵は「自国の政治指導者」だ。</p>
<p>ジャスミン革命はウィキリークス（WikiLeaks）のせいじゃないの？という人もいるだろう。でも本当は皆、独裁や公権力の腐敗は「薄々は知ってた」んだよね。証拠として出てきたことが起爆剤にはなったけど、その前に生活の不満という下地は出来てたってこと。</p>
<h3>オバマ公認の民主革命</h3>
<p>それほど綿密な計画も無い反政府デモで意外とあっさりチュニジアの政府が倒れた。（もちろん当事者達の苦労と努力が凄かった、というのを否定はしない）</p>
<p>前政権の人達がトンズラするかどうか、暫定政府が一人立ちできるかどうか、それを決めるのは国民のたゆまぬ努力…だけではない。国際世論や周辺国が認めるかどうか、というのは想像以上に大きなファクターになる。</p>
<p>そこでオバマだ(笑)</p>
<p>最初に書いたとおり、欧米の諸国は「ぶっちゃけスエズ運河の通行権さえ保証してくれたら民主化なんてどうでもいい」ってスタンスなわけで。デモが起こっても政府が退陣しても当たり障りのないコメントしかしない。</p>
<p>でもオバマは違う。良くも悪くも。「いえーい、チェンジチェンジ、世界に平和を」良いことだ。でも限度がある。なんていうか、お花畑なんだよね、頭が。</p>
<p>他の国が「双方は仲良く話し合え」とか言ってるうちに「人民の勇気を歓迎」だとか「自由で公正な選挙を求める」とか声をでかくして言っちゃうんだよね、オバマって。</p>
<p>痩せても枯れてもアメリカ大統領だよ。そりゃ強制力あるよ、コメントに。政権側は「俺も年貢の納め時かな」とも思うし、デモ側も「お、ひょっとしてアメリカが味方してくれてる？」と勢いづいちゃう。</p>
<p>でも、どうもオバマは事の重大さがわかってない風に見えるんだよね。「平和を愛する一人の人間として」感想を言っちゃうわけで、その後の世界情勢とか深く考えてるとは思えない。</p>
<p>で、気がつけばトントン拍子に話が進んじゃう。誰も止める人がいないのか、今回エジプトでも同じこと言い出してるよね、オバマ。ヒラリーが注意深く言葉を選んでるのに、オバマのせいで台無しになってる感が…。</p>
<h3>最初の成功が連鎖反応を呼ぶ</h3>
<p>泥沼化せずにサクッと民主化デモが成功して政権が倒れちゃった。そりゃ他の国も「あれれれれ？俺達も行けるんじゃね？」と思うよ。これが失敗してたり長引いて混乱したりしてれば話は違ったんだと思う。</p>
<p>そこで飛び火するわけだけど、広がりすぎ。民主化デモ関連で名前が挙がってるだけでエジプト、スーダン、イエメン、アルジェリア…どこまで行くんだ？</p>
<p>具体的な動きがわからないけどサウジなんて名前も聞こえてくる。ホントかよ。</p>
<p>もう中東地図見たらそこらいったい全部じゃん。下手すると一番安定してるのがリビア(笑)なんてことになりかねない。</p>
<p>どこまで成功するか、そもそも全てで政権打倒になるのかもわからないけど、現状でこれだけの候補があるし、更に成功したら「うちもうちも」って国も周囲にはある。今回エジプト方面に飛び火したって事は、下手するとアフリカ側にどこまでも伸びていく可能性があるし。</p>
<h3>エルバラダイ(笑)</h3>
<p>まだ国際原子力機関（IAEA）の頃のイメージが抜けない。確かに超ビッグネームだし国際的にも顔が利くだろう。でも政治家としてはどうなの？</p>
<p>どうもエジプトでの政治活動では選挙下手とか人脈がないなんて話が聞こえてくる。他の団体からは「最後に出てきて美味しいところ持って行きやがって」と野次も飛んでいる。</p>
<p>うーん、神輿としては重すぎないか？</p>
<p>個人的にはもうちょっとスマイルを練習して欲しい。なんで何時も不機嫌そうなんだ？そんなこと言うと「うるせぇ余ったプルトニウムぶつけるぞ！」とか言われそうな気がしちゃうのは俺だけだろう。</p>
<p>エルバラダイって…たしかかなり反米だよね。（ここが重要）</p>
<h3>反米国家の量産</h3>
<p>どこの国も単独勢力で今の政権を倒す力はないので反政府勢力が連合を組んでるパターンが多いんだけど、多くは「生活苦しくて独裁嫌だよ」世俗主義と「欧米に尻尾振る弱腰政府は死ね」原理主義のミックス状態なわけで。</p>
<p>反政府という点を除いては全く水と油の相乗りなんだけど、予想されるのは世俗主義の人達は今の政府倒したら「ふー満足満足、で生活が楽になるの何時？」ってことになるんだよね。そんな光景を日本で一昨年見たような…</p>
<p>一方で原理主義の人は政権とった後でキッチリ自分達でやりたいことがあるわけ。ビジョンがあると言えば聞こえは良いけど、そんな甘いもんじゃないし。ガチでマジモンだからね、彼らは。</p>
<p>で、反米というか反欧米、反先進諸国の国家がウジャウジャできるんじゃないか、という予想がつくわけで。しかもオバマがそれを後押ししてるという珍現象。</p>
<h3>イスラエルとスエズ運河</h3>
<p>まぁ周囲を囲まれるイスラエルとしては気が気じゃないわけで、エジプトで原理主義政権が出来れば、かなりの軍事力が対イスラエルの「いつ侵攻してきてもおかしくない」直接の驚異として出現するわけ。</p>
<p>まぁこの民主化デモ騒ぎの延長線上で数年後に第五次中東戦争が起きてても別に驚かない自信がある。</p>
<p>他にも束になって気が大きくなってたら何でもやるだろうさ。産油国まで広がったら世界は終わりだけど、そこまで行かなくても欧米と対等に交渉するカードがある。スエズ運河だ。</p>
<p>もう既にスエズ港の港湾業務がストップしかかってる。別に軍事紛争が起こってるわけでもない状態でこのザマだ。</p>
<p>イスラエルがらみでも他の案件でも、原理主義者的な思考なら「スエズ運河を人質にとって交渉すればいいんじゃね？」と考えてもおかしくはない。</p>
<p>欧州にとっては死活問題だ。本当に。半年も止められたらヨーロッパは干上がるだろう。賭けてもいい、イスラエル以外の国からミサイルが飛んでくる(笑)</p>
<p>要するに風が吹けば桶屋が儲かる式で考えれば第三次世界大戦に結びついてもおかしくはないってこと。杞憂に終わればそれでいいんだけどね。</p>
<h3>抗えない正義の言葉「民主化」</h3>
<p>別に民主化が悪いなんて言うつもりは全くない。良いことだ。世界中の人の権利が守られて幸せになれるといいな。</p>
<p>「民主化に反対なのか？」「ブレーキを掛けるのか？」と問われれば反論しにくいし、賛成せざるを得ないムードにもなる。</p>
<p>でも何かが一方的に悪で一方が正義なわけじゃない。民主化と引き替えにするものがなんなのか、よく考えてみた方がいい。失うもの、危険にさらすものは大きい。</p>
<p>それでも熟慮の結果の民主化であれば、いくらでも祝福の言葉を贈りたいと思う。</p><p>The post <a href="https://www.zaligani.net/polieco/international/1537">中東の民主化デモの拡大、反欧米と原理主義</a> first appeared on <a href="https://www.zaligani.net">zali 平松康一 web 公式サイト 音楽家の徒然</a>.</p><div class='yarpp yarpp-related yarpp-related-rss yarpp-related-none yarpp-template-list'>
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