zali 平松康一 web 公式サイト 音楽家の徒然
循環は続く 蒸発する汗と 冷たいビールが 直結する 暑さで呆けた頭で 無限とは何か 思いをめぐらす
焦点距離が 無限の遠方を指し示すとき チューブの中に 轟音を響かせて 列車は動きはじめる
座るあての無い椅子が無限に並んでいる 赤外線の砦 そもそも最初は何を伝えようとしてたんだっけ?
無限に遠い場所を 見つめるために 影の長さを 精密に測る人々よ
自分自身の姿を 上から下まで追求し 何度も同じ道を辿り 無限のループを抜けて 君の住む街へ
無限の遠方を見つめ おぼろげな線を 引き続ける 電卓達よ
仲間は 無限に 増えていく 交わすべき言葉もなく 僕らは集団で 壁にむかって 立っている