主水と秀、香港マカオで大あばれ

映画とか、画像関連については、得意分野じゃないから下手にコ
メントするのもどうかと思うんだけど、今日、借りてきたビデオに
は、ちょっと打ちのめされた。

「世にも不思議な大仕事 主水と秀、香港マカオで大あばれ」自
分で書いた詩の一部かと思っちゃったよ。このタイトルで、わかる
かなぁ。いや、実際1回見た人ならわかるかもしれんが、普通はわ
かんないよな。必殺仕事人シリーズの特番として作ったらしいのだ
が、すげぇ。

あらすじはマカオのポルトガル人女が、長崎で中村主水に「マカ
オに悪い奴がいるのでやっつけて欲しい」と頼みにくる。その瞬間
に悪漢達にさらわれる女。追いかける主水達。銃で撃たれ水に落ち
る主水。

ここまではいいよ。次のシーン。「それから150年後」急に現
代へ。菅井きんなども登場しつつ、現代劇へ。はぐれ刑事かと思っ
ちゃったよ。現代の中村家は一家そろって香港マカオ三泊四日の旅
へ。ここで立ち寄った教会で意味もなくタイムスリップ。

砂浜で倒れている主水。「ここはどこでぇ。」助け起こした囚わ
れたはずの女が「ここはマカオです」(カタコト)そんなぁ!有無
を言わせぬ展開で、何故か相棒の秀もマカオに到着するが、どうや
って来たのか説明は一切無し。(ちなみにどうやって日本へ帰った
かも説明無し)

何が凄いって、中国人が守っているポルトガル人の屋敷に、サム
ライ姿の主水達が忍び込むという、絵にも描けない無国籍さ。最後
までタイムスリップも含めた現代劇の必要性はわからなかった。

この企画を考えた奴も凄いけど、作っちゃった松竹も凄いよ。だ
って、これが許されるなら何でもありでしょ、もう。「水戸黄門、
イタリヤ、ローマ漫遊記」とか「2300年、暴れん坊将軍未来の
旅」とかさ。ってゆうか、それぐらい無茶な設定だった。

たしかに「世にも不思議」だし「大仕事」だし「大あばれ」なん
だけどさ。矛盾はしてないよ、確かに(笑)

今回驚いたのは、「もんど」で「主水」って自動的に漢字変換さ
れたこと。辞書でひいたら「もいとり(水取)の変化した語」だっ
てさ。知ってた?みんな。

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