漢泡褌蟹

火をつける動作
沸騰する一滴一滴が悲しみを映す
気になる人は覗いて見るといい
泡の世界が広がっていく
気のせいかもしれないが

信じられる鋏を武器に
男たちは行進する
ひっそりと
このまま
ずっと

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