2002/03/21 / 最終更新日時 : 2002/03/21 zali 詩と短文 部屋の中心で建築物に囲まれる 部屋の中心で 椅子に座る 四方を 発光する機械群に 取り囲まれ 悲鳴をあげようとしたら
2002/03/21 / 最終更新日時 : 2002/03/21 zali 詩と短文 光を当てて その最大最強の 懐中電灯の威力を持って 太陽系に光を当てる 全人類が幸福に酔いしれる時 男は影を落とさないように いつも片足を上げてたっている
2002/03/21 / 最終更新日時 : 2002/03/21 zali 詩と短文 半透明の屈折率 いつのまにか 日が暮れて 夕焼けの中に 透明な女たちと 腹黒い男たちが 徐々に増殖を繰り返し 世界は 半透明に近づいていく
2002/03/21 / 最終更新日時 : 2002/03/21 zali 詩と短文 白化 モノトーンの映画の中で 輝く白い歯が目に飛び込んでくる アイスクリームを舐めながら 白色の蛍光灯の中に 黒くドレス姿の影が浮かぶ
2002/03/21 / 最終更新日時 : 2002/03/21 zali 詩と短文 破壊の神々 世界は 終わって欲しい時には なかなか終わってくれない 全てが自由になった現代でも テレビのリモコンのように 世界のスイッチを切れるボタン
2002/03/21 / 最終更新日時 : 2002/03/21 zali 詩と短文 発光する人体 街の電気が止まる 停電だ ビデオ録画の 予約がパーになる そんな この夜のどこかで 深いため息をつく人よ あなたの足元から伸びる 電飾のコードに 気がついているだろうか?