zali 平松康一 web 公式サイト 音楽家の徒然
少しづつ 大きな歯車へ 伝えていき 世界を揺るがす 巨大な歯車が 音をたてて 動き出す
雨の化合物が コンクリートを ゆっくりと ジワリと 腐食させる
足をひきずって この街の この部屋で 動き出す男がいる 時計が動き出す 活動
窓から入る光が ゆっくりと 床を侵食していく 光り輝く絨毯の 繊維の一本一本を数えて 時間が進む
水兵リーベ 僕の船 大海へ漕ぎ出す今 故郷を思い 太古の爆発の 記憶を探る
自分自身の姿を 上から下まで追求し 何度も同じ道を辿り 無限のループを抜けて 君の住む街へ
マニュアルを読んで つぶしていた時間を ひとまずポップして 壁に絵を描きはじめる
夕方の鐘は鳴りだし 工事現場の杭打ち機が 少しづつ フェードアウトを はじめる
重金属を 黒塗りの木材が支えている 振動だけが 二人の間で交わす 唯一の会話かもしれない
伝言ゲームは続く 「訂正してください」 最初の形だけは もう、みんな忘れてしまった