外敵に備えて

金木犀が
あたりかまわず
ぶちまける匂いを
逆手にとって
炎が静かに忍び寄る

マニュアルを読んで
つぶしていた時間を
ひとまずポップして
壁に絵を描きはじめる

食料よりも
無様だが質の良い
化合物質を
怠るな

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


詩と短文

前の記事

不用意な訂正
詩と短文

次の記事

言語を操る人