2002/03/21 / 最終更新日時 : 2002/03/21 zali 詩と短文 分身 生まれようとした仮の命があった 仮なのでダメだ、と言われた いや、ちょっと違いますよ、と言っても 認めてもらえなかった 仮だからいいでしょ、と泣きついてみた 仮だからダメなのだ、と拒絶される 信じられない量の 光化学的に積み上げられた書類 もし、仮ではなかったら、と 想像してみよう 自分がもう一人いたら 体がもう一つあったら ます最初に派手にケンカするだろう そして握手をしないまま その後の人生を過ごす 決定的な破局 コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目ですコメント ※ 名前 ※ メール ※ サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。 上に表示された文字を入力してください。