2002/03/21 / 最終更新日時 : 2002/03/21 zali 詩と短文 重装備の兵力 FacebookXHatenaPocketCopy金属片が飛び散り 歯車が火花を吹き上げる 要塞を小石のように蹴飛ばして 彼は街を進んでいく 局地的に鋭い地響きを上げながら 太陽に照らされた 彼の内部は 物理的には存在可能だが 生物的な飽和状態に 静かに近づきつつある 判断を誤るな 油断は禁物だ 外部との熱交換が うまく進まない 冷たい水が欲しい 道路の上では 蜃気楼が靄のように 漂っている 自分自身が発する轟音にもなれた頃 待ちわびた雨が降り始め 初めて自分の居場所を 確認する FacebookXHatenaPocketCopy コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目ですコメント ※ 名前 ※ メール ※ サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。 上に表示された文字を入力してください。