標準出力、標準入力
この間、チャットで若い(くもないか)人と、perlでCGIを組む
話を色々と質問されていて、「標準出力がさぁ」といったら「標準
出力って何ですか?」って聞かれた。
いや、普通の人は知らなくて良い話なんだろうけどね。プログラ
マー?と話していて標準入出力の解説をすることになるとは思わな
かった。そういうもんなのか?今のプログラマー事情って。
以下、わかりやすいように便宜的に嘘も交えて説明する。
まだこの世界にWindowsとかMacintoshとかX-Windowとかが無かっ
た頃のお話。コンピューターを立ち上げると、真っ暗な画面の左上
に「%」(端末によっては「#」や「a:\>」等)という文字が書かれ
ているだけで、全ては標準入力と呼ばれるコマンドラインで命令を
下さなければならなかった。
そして計算結果は標準出力と呼ばれる標準入力の真下に滝のよう
に流れ落ちていったものだ。私は大学で論文を書くときに実験デー
タの解析用に初めてコンピューターに触り、その日の内にプログラ
ムを書かなければならなかった。
今の人からすると「初めてコンピューターを触った日にプログラ
ムを書く」というのは、ある意味で衝撃的なことかもしれないが、
私の時代は「それがあたりまえ」だった。プログラムとはいわずに
簡単なスクリプトぐらい書かなければコンピューターはうんともす
んとも動いてくれないのだ。
ちなみに、私のパソコンの片隅には、いつもターミナルウインド
ウが開いている。わかる人もいれば、何で今更という人もいるだろ
う。要するにコマンドライン(長々とした呪文のような命令を直接
コンピューターに与えるための物)でコンピューターを動かしてい
るのだ。
私は、日曜大工的なホビープログラマーだが、職業としてプログ
ラムを書いたことは無い。それにしてもプログラマーという人達は
今はそんなに便利な環境で仕事をしているのだろうか。それだった
ら、俺にもできないかなぁ?(笑)