月の終末


双曲線に逆らって
繋いでいた手をほどいた君は
足元の砂利に印をつける
目印として
趣味として

粘着力が落ちた街路樹の陰から
覗きこんでいる奴がいる
あいつの名前は
漢字で書くとどうだったっけ?
かろうじて新聞が読める明るさで
記憶を紐解いて、また梱包して

ようやく片がついたと思った
その時に
ちょうど電池がきれる
そんなことは
前から知っていた、と
罵らんばかりに

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