八月末のプール開き

この前から目をつけていたプールにいってきた。市民プール。入
浴料じゃなくて入場料?が150円なのが売りだ。めっきり太り気
味なので、少しダイエットでもするかな、と考えてのことだ。

実はかなり前から目をつけていたのだが、「水泳帽を必ず着用の
こと」という文字が掲示してある。気になる。冬から待っているの
だが、水泳帽などどこで売っているのだ?後から考えるとスポーツ
用品店という手もあったのだが、スポーツマンじゃない私にはそこ
までの考えは浮かばなかった。

さて、夏になり、各種デパートでも水泳キャップを売り出すシー
ズン。とりあえず買ってみた。そして、「水着も一着しか持ってな
いし、一回いって飽きるかも」という思いもあって、水泳パンツを
もう一つ、水泳キャップをもう一つ買った。用心深すぎるかな。

といって真夏の市民プールでゆっくり泳げると思うほど、私もバ
カじゃない。一回下見に行ってみたが(笑)やはり子供で満杯だ。な
んてゆうか、風呂だ。温水プールなのだが、子供が異常な密度で密
集している様を見ると、「肩まで浸かって百数えろ」という声でも
聞こえてきそうな気がして中に入るのは止めた。

そして、今日。8月30日。夏休み最後の平日だ。思い切って念
願のプールへ出かけてみた。明日は土日だし混むかも、という予想
と、もうそろそろ子供軍団も家で宿題に追われているだろうという
希望からだ。結果からいうと、まぁまぁだ。子供もいるがそれほど
の密度ではない。その代わり大量のオバチャンたちが水中ウォーキ
ングに励んでいた。私たちの季節の到来よ!という感じだ。ビバ!
プール!ちょっと大げさか?

ひとまずオバチャン達の群れに混じって水中ウォーキングでもや
ってみる。なんというか地味だね。30分やったら飽きた。こんな
もの、よく続けられるな。隣にビキニのお姉ちゃんでも泳いでいれ
ば、まだ楽しめるのだが。しかし、市民プールにそんな過剰な期待
は禁物だ。結局、数ヶ月の準備期間を経て、約一時間バチャバチャ
やって帰ってきた。目的達成だ。

最後に落ちをつけるなら、水泳キャップと水着は周到に準備して
おいたのだが、バスタオルを持っていくのを忘れた。これには自分
でも呆れた。トホホ。更衣室で忘れ物に気づき、「なんとなく」体
が乾くまで素っ裸で椅子に座っている数分間が、やけに長く感じた
夏の日の一日だった。

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